Little Readers Clubでは・・・

私は以下の3点から、ガイデッド・リーディングは日本の教育に適していると思っています。

インプットの重要性
日本の英語の初等教育では、アウトプット(英会話)に焦点が当たりがちですが、インプット(リーディング、リスニング)なくしてアウトプットが出ることはありません。
年中さんくらいの年齢までは、英語を使用した歌・ダンス、リトミックなどで英語に触れる環境があれば十分ですが、年長さんより上の年齢になってくれば、確実なアウトプットのためのインプットが必要となります。

思考力の育成
ガイデッド・リーディングは単なる読み聞かせにとどまりません。内容について考え、批判的思考力や創造力を養います。また、最大8人程度の子どもたちが先生と共に絵本を読み、その内容について議論することで、自分の考えを表明することの大切さや難しさ、他の意見を聞いて自分の考えをより豊かにしていくことや、他者の意見を尊重することを学びます。

指導のしやすさ
加えて、私が良いなと思っているのはこの点なのですが、英語絵本は使用される単語自体が比較的簡易なので、ガイデッド・リーディングは指導者に高度な英語スキルは求めません。これにより、多くの先生や、英語力に自信のない保護者の方でも、この手法を取り入れやすくなります。

英会話などのアウトプットを学ぶのであれば、ネイティブ・スピーカーの先生の方が良いのかもしれません。しかし、リーディングを指導するのであれば、教える側が何の教材を用いて、何の力を子どもたちに身に付けさせたいと思っているのか、の方が重要です。この点から、正直、指導力のないネイティブ・スピーカーにリーディングを教わるよりも、指導力のある日本人の先生に教わった方が絶対にいいと思っています。